秋田県の
乳頭温泉・
水沢温泉の旅3日目です。
(1,2日目は
コチラ)
本日は今回の旅行のメイン、「乳頭温泉郷」を目指します!
●超快適なにごり湯・混浴・露天風呂!「鶴の湯」
まずは最も有名な
「鶴の湯」です。
朝食をいただいた後、宿の奥さんに「鶴の湯」へ行く送迎バスのバス停がある
「アルパこまくさ」まで送ってもらいました。
送迎バスは完全予約制ですので、絶対に予約しましょう。
(私は宿の奥さんがやってくれました。重ね重ねありがとうございましたm(_ _)m)
路線バスで「鶴の湯温泉入り口」というバス停がありますが、ここはあまり意味がありません。
単なる「鶴の湯」へ行く分かれ道の入り口でしかないです。
そこから歩くというのも距離的に無理ですし。
外来入浴には、「アルパこまくさ」からの送迎バスか車で行くかしかありませんので、お気をつけて。
ちなみに、鶴の湯までの道はかなりの山道で、そのくせ車の往来も多く、車でも初心者で自信の無い人にはちょっと怖いでしょう。
アルパこまくさに車をおいて送迎バスを使うのも手です。
この「アルパこまくさ」にも温泉施設があるのですが、今回はパス。
というか、バスのタイミングがばっちりで、待ち時間無く、考える余裕もなかったんですけどね。
山道をものすごく揺れながら、鶴の湯到着。
有名になって、車が多いので、秘湯という感じが薄れてしまってましたが、その家屋やたたずまいは正に秘湯。
隠れ里的な雰囲気を醸し出してました。
着いてすぐやったことは帰りのバスの予約。
帰りも予約制ですから。
温泉の料金所の手前の事務所で予約できます。
だいたい1時間に一本です。
予約を済ませて、やっとお風呂を目指しました。
この日、実は雨で、人も多く、最初は内湯のある建物しかわかりませんでした。
なので、そこから露天風呂にもいけるものと思い、迷わず建物に入り内湯へ向かいました。
内湯は2つ。とても小さいです。
泉質は水沢温泉と同じで白いにごり湯でした。
(成分表はちゃんと見てないのですがたぶん同じ感じでしょう)
硫黄のにおいも同様に強烈。
体に染み入るような感じですごく気持ちよかったです。
しかし、ここからどこを見ても露天風呂は見当たらず。
たぶん同様なことも思っているのか、キョロキョロしてる人もちらほら。
「これだけだったら詐欺だぁ〜」と思いました。
といっても、中には見当たらないので、外に出ようとすると、タオル一枚で外から入ってくるおっさんがいました。
一瞬「露出狂?」とか思いましたが、はっと気づきました。
「露天風呂はここの外にあるんだ」と。
(我ながら気付くの遅すぎ、、、(+_+)> )
さすがにおっさんみたいにタオル一枚で行く根性も自信もなかったので、いったん服を着て外にでました。
すると内湯の建物をでたところから左に道がありました。
そこをほんの数歩行っただけで、露天風呂発見です。
雨と傘と人がなければすぐ気づきそうですけどね、、、。
露天風呂側にはも脱衣場はあり、私はおじさんほどの自信はないのでそちらに移動。
脱衣して、念願の露天風呂へ。
行くまで知らなかったのですが、この露天風呂は混浴でした。
(思わぬ幸運?)
っていっても、ストライクゾーンからかなり高めの方々かカップルだけでしたけどね。
混浴といっても、お湯が白く濁っているのでぜんぜん見えないので、勇気を出して行ってみることをお勧めします。
というのも、このお風呂は広くてめちゃめちゃ気持ち良いです。
広いために湯元から離れれば温度も適度にゆるくなっていて、ほんと気持ちいいです。
(今回、私のお気に入りランキングトップになりました)
ミネラルたっぷりの泉質、まわりの山々などの自然、適度な温度、そしてカップルなら恋人といっしょ。
うーん、最高ですね。
独り身の私でしたが、ここの入浴時間が一番長かったです。
(別に女の人を見ようと必死だったとかじゃないですからね。)
内湯の建物側に岩があり、その中に一人分だけなんとか座れるくぼみを発見。
そこに腰掛けて半身浴状態突入。
ずーとそこにいました。
いつものように「ぷっはぁ〜、きもちいいぃ〜」といいながら、「ぼぉ〜」と。
('o')~~~(こんな感じ、、、)
どのくらい良かったかというと、こんな感じで温泉を満喫してて、帰りのバスに乗り遅れそうになるくらい、、、。
(出たら10分前でした)
そういう意味では非常に危険なお風呂ですね。
急いでバスに向かうとまだ出発まで余裕があったので、周りの写真を撮ってました。
(ほとんどの写真はこのとき撮ったんですが、、、。
あせってたので半分くらい手ぶれてた使えんかった、、、)
ほんと隠れ里感いっぱいで、できれば次は宿泊したいですね。
今回行ったのは本陣でこことは別に別館もあるらしいですが、ここは宿泊客専用らしいですし。
●野性味あふれる露天風呂「蟹場温泉」
「鶴の湯」の送迎バスで「アルパこまくさ」に戻ると、ちょうど乳頭温泉の奥へ向かうバスが来てました。
そこで乗り換えて終点の「乳頭温泉」まで行きました。
乳頭温泉は7つの温泉があり、前述の「鶴の湯」がぜんぜん別の場所にあり、他の6つは歩いていける距離にあります。
(全部まわるとちょっとしんどそうですが)
他の6つとは
「妙の湯」「大釜温泉」「孫六温泉」「蟹場温泉」「黒湯温泉」「休暇村田沢湖高原」です。
さすがに残りの時間で全部周れないので、今回は
「蟹場温泉」と
「妙の湯」に行くことにしました。
まずは
「蟹場温泉」から。
「乳頭温泉」バス停からさらに奥に行ったところにあります。
外観は山奥の温泉旅館。(そのまんまですね)
お風呂の構成は内湯2、露天1。
場所は全部バラバラで、内湯2つは誓いのですが、露天はちょっと離れたところにあり、少し外を歩きます。
↓↓↓↓↓こんな感じの道↓↓↓↓↓
さっき十分すぎるほど温泉に入った後だったので、「内湯はのぼせそうだし、もういいかなぁ〜」と思って、露天風呂に向かいました。
露天は混浴!
乳頭温泉は混浴がけっこう多いですね。
いやぁ〜いいですねぇ〜。\(^o^)/
そして、ここのお湯は他の温泉と違い透明なんです。
同じ硫黄のにおいはするのですが、ちょっと成分が異なるようです。
ですので、女性の方はちょっと気合が必要です。
しかし、抵抗にある人でもとりあえず行くだけ行ってみましょう。
というのも、離れた場所にポツンと温泉と脱衣場があり、周囲に川もあり野性味あふれる雰囲気ですので、雰囲気だけでも味わいに行かないと損です。
脱衣場は男女別々ですから、人がいなければ入ればよいし、いたら足だけってのもできそうですから。
野性味という意味では、苔とか浮いているし、すぐそこは川ですし、周りは山ですし、十分な味わいです。
お湯が透明なので、乳頭温泉ぽくない気もしますが、温泉として十分にいいお湯です。
「鶴の湯」に比べて人も少ないので、静かにゆっくりするならこっちの方がよいかもしれませんね。
地元の人とかは「鶴の湯」は混み混みなので、こっちを利用するらしいですし。
内湯も入りたかったのですが、さすがに限界。
昼飯食べずに入り続けるのはちょっと無理でしたので、写真だけ。
てなわけで、この蟹場温泉の露天風呂も気に入りましたぁ〜。
(^_^)
●女性やカップルにおススメ「妙の湯」
「蟹場温泉」を満喫した後、やばいことに気づきました。
「昼飯食うところがねぇ〜〜〜!」
ということ。
いや、ほんとに、食べれそうなところがないんです。
そもそも家がないし、、、。
「蟹場温泉」の人に聞くと、「休暇村に行けばあるんじゃないかと、、、」って。
歩いていくにはちょっと遠いんですよね。
「車がほしい・・・」と思ったのですが、ここでちょっとした記事を思い出しました。
次に行く予定の「妙の湯」に関してですが、「女性に人気で喫茶なども、、、」って書いてあった気が・・・。
とりあえず、その記憶を頼りに「妙の湯」に行ってみました。
行ってみると、窓から何か食べている人がいるじゃないですか。
「よっしっ!」と思って、早速、中に。
聞いてみると、13時まで昼食をやっているとのこと。
そのとき12時45分。
やばかったです。
「定食」(2,000円くらい)と「うどん」(1,200円くらい)の2種類。
うどんを選択。
うどんは秋田特産品の「稲庭うどん」。
細めんでつるつるとしたのどごし。
太目のそうめんって言ってもいい感じですね。
空腹感というスパイスを差し引いても、おいしかったですね。
お腹を満たしたら、次はもちろん温泉です。
(体には良くないかもしれませんが、気にしません)
ここの温泉は”金泉”、”銀泉”という2つの源泉がありました。
(関西の「有馬温泉」みたいです)
確かに金泉は少し赤みがあるような気もしました。
カルシウム-ナトリウム-流化塩泉です。
(木の浴槽だからそう感じたのかもしれませんけどね)
銀泉は透明の単純泉。
内風呂1、露天1、混浴露天2、貸切露天1という構成で、内湯は銀泉、露天は金泉でした。
中でも一番奥にある混浴露天の”妙見の湯”がお勧めです。
すぐ向こう側が川で眺めもよく、四季折々の景色が見られます。
私が行った時は残念ながら雨で、川も増量中。
川はかなりの勢いで流れていて、天然の雨シャワー。
落ち着いて入るには、ちょっとつらい状況でした。
残念です。 (ToT)< 雨のバカヤロー
新緑でも、紅葉でも、雪景色でも楽しめるはずです。
男露天風呂は寝湯ということで木の枕が付いていたのですが、湯船が普通に座って入れる深さのため、かなり角度が立っていて座湯って感じでした。
ちょっと中途半端だったのが、おしいかったです。
このお宿は全体的に優しい感じで、いろんな記事に「女性にお勧め!」って書かれていたのが納得でした。
今回行った温泉の中では最もきれいでしたね。
貸切露天風呂もあるし、カップルの方にお勧めです。
※ お風呂の写真は人が多かったのと、雨のせいで取れませんでした、、、。
すみません。
●便利な乗り合いバス「エアポートライナー」
帰りは、再度「こまち」を使って秋田に戻ってからバスという手がありましたが、今回は一気に帰ったほうが楽だと思い、「エアポートライナー」を利用することにしました。
乗り合いタクシー的なもので、完全予約制です。
前日までに乗降場所の中から乗る場所を指定しておけば、来てくれます。
私は乗車場所として「妙の湯」を指定していたので、そのまま「妙の湯」で待ってました。
時間になると、運転手さんが中まで呼びに来てくれたので乗り遅れることもなく乗車できました。
後は他のお客様を迎えに2箇所まわることになっていましたが、新幹線と違い、乗りっぱなしで良いので楽でした。
料金もこっちの方がお得ですし、お勧めです。
後は時間通りに空港に到着。飛行機で東京に戻りました。
(正確には千葉県の浦安ですけどね。)
というような感じで、今回の旅は終わりました。
乳頭温泉はかなり気に入りました。
また行こうと思います。
(
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