今回は宮城県の『
鳴子温泉』。
(写真は特に意味はないです。一人旅をイメージしてなんとなく撮ってみただけなんで)
GWにどこにも行かないのは寂しいので、たまったマイレージを使ってどこかに行こうと急遽決めた1泊2日の旅行でした。
4日前に決定しましたから。
泉質が濃くっていい温泉との噂を聞いていました。
すごく楽しみにして行きました。
仙台空港経由で行く、つまり
仙台を通るので「
牛タン」も楽しみだったりして。
●意外と長い移動
今回はマイレージを使うということで始まったので、もちろん飛行機移動です。
大阪空港から仙台空港まで特にハプニングもなく到着。
仙台空港からはエアポート線で仙台方面へ。
ここからSUICAが使えます。
しかし、目的地の鳴子温泉駅では使えないので、切符を購入です。
仙台駅まで移動。
ここから特急使わずに行こうかと思ったのですが、時間がもったいないので止めました。
経路は
仙台駅→(東北新幹線やまびこ)→古川駅→(陸羽東線)→鳴子温泉駅
です。
古川駅は新幹線でいうと実はお隣の駅。
今まで新幹線には何回も乗ったけど、一駅で下車するのは初めてでした。
後で知ったのですが、バスという手もありました。(帰り利用)
こっちの方が安いです。
新幹線に乗りたいってことでなければバスお勧めです。
この日、なんとなくお昼は牛タン弁当を外で食べるっていうイメージがありました。
そこで、仙台駅で牛タン弁当購入。
(中身の写真はまた後で)
でも、現地に着くまで待てそうも無く・・・カレーパンを買っちゃいました。
パン屋が目の前にあったんで・・・。
新幹線を待っている間に食べちゃいました。
新幹線に乗って1駅だけ移動。
ほんとすぐ着いてしまいました。
古川駅で陸羽東線に乗り換え。
けっこう待ち時間が長かったですね。
おかげで待っている間に弁当食べようか悩みましたが我慢しました。
そして電車は動き出し、目的地「鳴子温泉」に到着しました。
●湯めぐりチケットと牛タン弁当と手湯
駅を出てまず観光協会を探しました。
いつものパターンですね。
駅舎の中にあり、すぐ見つかりました。
ちなみに駅舎を出てすぐ脇に足湯もあります。
2箇所すぐ近くです。上の写真の中にあります。
拡大するとこんな感じ。
電車を待ってるときにのんびり浸かるのが良いと思います。
ついたばかりの私は足湯には入らず、観光協会へ。
ここで手に入れたいものがあったので。
それは「
湯めぐりチケット」なんです。
これは一種の金券のようなものなんです。
(シールですけどね)
これを使うと提携している温泉に入ることができます。
1,200円で
6枚のシールがもらえます。
なので、1枚200円分ってことになります。
もちろん現金で入りに行くよりも少しお得になります。
だいたい100〜200円くらいお得です。
が、
一部損をする場合あるので、使い方に注意が必要です。
たとえば、滝の湯は通常の金額で入る場合は150円。
シールだと1枚、つまり200円相当。
50円損します。
また、各温泉で利用枚数が決まっていて、1枚だけで入れる温泉はいくつかありますが、そこまで入りたいかというと、調べてないのでなんとも言えず・・・。
最後に1枚余ってしまうと使わないで200円損するか、滝の湯で1枚使うって50円損するかって感じになりそうです。
他の1枚で入れるところが良い可能性もあります。
今回は行ってないので・・・ノーコメントなんです・・・すみません。
あと、子供は少ない枚数で入れます。
なので、枚数調整がまた微妙になります。
ということで、計画的に利用することをお勧めします。
(お勧めの使い方はまたいずれ・・・ネタの方で書く予定ですので)
(チケットについて、詳しくは
こちら参照)
で、私は当然のごとく1セット(6枚)購入。
とりあえず、4枚・2枚で2箇所の温泉をこれで入る予定で動くことにしました。
マップとチケットを手に入れた私はお昼ご飯を食べるべく、駅近くの広場「
ゆめぐり広場」に移動しました。
広場っていうからにはお弁当くらい食べれるだろうと思って。
そこには手湯があるともあったし。
行ってみると広場は広場なんですが、ゆっくり芝生に座ってと言う感じではなく、こじんまりした広場でした。
ベンチは室内にしかなかったです。
手湯とその横にあります。
正直、牛タン弁当はにおいが出るので外が良かったのですが・・・
私が行ったときには誰もいなかったので、「まぁいっかぁ」ということでそこで食べることにしました。
牛タン弁当は
発熱体がついていて、
紐をひっぱると暖かくなり煙が出てきます。
なので、やっぱり室外がお勧めですね。
しばらくするとホカホカ弁当になります。
牛タンはおいしかったです。
満足満足。
ただ、けっこう
上げ底だったんですよねぇ〜。
下に発熱体が入っていたので、先に気づくべきだったんですけどね。
冬とかちょっと寒いときにお勧めですね。
食べ終わった後はもちろん
手湯を満喫。
手湯でさえ湯の華があるくらい鳴子は成分が濃いようです。
後で来た人は「
湯垢?」って言ってましたけどね(笑)
●モダン(?)な「早稲田桟敷」
昼ごはん&手湯でゆっくりしながら予定を検討しました。
今回は1泊2日で夕方の飛行機ということもあり、
目標 温泉4箇所
ということにしました。
さすがに1泊2日でこれ以上は無理っぽいので。
そこで、だいたいの予定を決定。
- 1日目は宿と外湯。特に宿のお風呂が充実しているらしいので、早めに宿へ行く。
- 2日目は宿で朝風呂後、午前と午後に1箇所ずつ。
余った時間で仙台で牛タンを食べる。
てな感じです。
さらに「具体的にどこに行くか???」を考えました。
まず鳴子温泉には有名な共同湯が2箇所あるということがマップからわかりました。
そのうちの一つが「
早稲田桟敷湯」です。
ここは
湯めぐりチケット2枚で入浴可能。
もう一つの共同湯は「
滝の湯」。
ここは
湯めぐりチケット1枚で入浴可能。
ですが、上述したように現金で入った方がお得。
そして4枚で入れるところにいい感じの露天風呂がありそうということもわかりました。
チケットは全部で6枚あるので、今日は「早稲田桟敷湯」に行って2枚消費。
で、次の日4枚で行ける温泉と現金で「滝の湯」に行くという計画にしました。
ということで、「
早稲田桟敷湯」を目指しました。
目指すといっても、
広場から1分、すぐ着きました。
外観は温泉には見えない黄色い建物。
ぱっと見では入り口もよくわかりません。
いちおう館内地図が横にあったので建物の間を入って行けばいいのはわかりましたが。
建物の間を入っていくと入り口らしきものがありました。
この日、入り口は暖房中のためあやしく閉ざされていたのもあり、恐る恐るって感じで入りました。
(帰りは空いてたんですけどね)
扉をくぐると下に降りる階段がありました。
とりあえず、降りてみることに。
すると、降りたところで受付の人が待っていました。
ここで、やっと間違ってなかったっと判明したんですよねぇ〜。
料金は
チケット(シール)2つか
現金530円。
受付の人に渡します。
ここには
貴重品ボックスがないので靴箱が貴重品入れを兼用してます。
なかなか斬新です。
なので、大きな貴重品は入れるところが無いので、宿に預けるなりした方が良さそうです。
そこから脱衣場へいって、浴室へ。
入ってすぐの感想。
天井が高い。
地下から1階まで吹き抜けになっている感じです。
そして壁は黄色。
大きな浴槽には3つの源泉が流れる樋があり、そこには湯の華たっぷり。
ちょっと不思議なつくりです。
ここは共同浴場というだけあって、地元のおっちゃんが多かったです。
おかげで人がいなくなるということはなく、写真は撮れなかったです。(残念)
お湯は
そこそこ熱め、
成分は湯の華満載ってくらい濃いぃ〜〜〜です。
ほんとに湯の華がすごくて、手ですくい上げられるくらいですから。
樋にものすごく溜まってるし、こびりついてるし。
地元のおっちゃんたちは樋にこびりついたり溜まった湯の華をけずりとったり、かき出してましたから。
そんなのを見ながら、例によって「ぼーーーっ」としてました。
浴槽の横にお湯がかけ流しであふれていくのですが、そこが寝転ぶのにちょうど良くって・・・寝ました(笑)
人は途切れることはなかったんですが、そんなに多くなかったんで。
鳴子温泉の濃さを最初から満喫できて、良かったです。
上の写真は反対側からみた早稲田桟敷湯です。
●第1印象はイマイチだった「旅館すがわら」
早稲田桟敷湯を出て、早めに宿へと思ったのですが、そのとき時刻はまだ14時。
さすがに早すぎです。
といっても、特に行きたいところも無く、どちらかというとぐうたらしたかったんです。
そこでまず無料の足湯スポットへ。
行ってみると、ちょっと騙された感たっぷり。
多くは語りません。
(写真だけってことで)
湯の華は写真で撮れるくらいすごいですよ。
あとは騙されたと思って行ってみてくださいねぇ〜。
で、その後、どうしようかなぁ〜と思っていたら、東京の友達から電話が。
で、なぜか旅先で長電話してしまいました・・・。
気づいたら15時まわっていい時間に。
そのまま宿に向かいました。
今回のお宿は「
旅館すがわら」。
駅からは
徒歩で15分くらい。
(ただし私の足で、なので20分くらい見たほうがよいかも)
散歩がてら歩くにはいい距離です。
もちろん連絡すれば送迎もしてくれますが、途中にいくつかお店があるので歩くのがお勧めです。
てくてく歩いて宿に到着。
正直、宿の第一印象はよくなかったんです。
外から見ると小さく見えたので。
「これで温泉が複数あるようには見えない・・・」と思って。
が、入ってみると建て増しによる増改築で迷路のように延びていたんです。
チェックインして中に入らないとわかりませんでした。
でかいです!
(さすがにバリアフリーとは言えませんけどね。)
そして、部屋へ連れて行ってもらいました。
実はこの部屋の第一印象もよくなかったんです。
入った瞬間は薄暗く冷蔵庫が見えるだけだったんで。
(薄暗いのは電気つけてないから当然だけど、、、)
昔泊まったことのある小さい小汚い旅館を思い出しました。
が、奥のふすまをあけるとちゃんとした和室がありました。
3,4人で泊まれるサイズだったので一人で使うには広すぎかも。
素泊まりでトイレがない部屋にしてたので、先入観があったんですね。
おかげで安かったですし。
一人旅にはぜんぜん問題なし!
あとこの宿の特典として
滝の湯の無料券も言ったらもらえるんで、ちゃんともらいましょう。
●大浴場と露天風呂は熱くて濃い!
さて、部屋に荷物を置いて、一息ついた後はもちろん温泉です。
この旅館は
複数の浴室があるのがウリなんです!
大浴場とそこからの行ける
露天風呂。
美肌の湯と言われる
内風呂と露天風呂。
(この2つは男女入れ替え制)
これらとは別に
貸切風呂が3つ。
そのうち2つは大浴場のそばにあり、
半露天風呂です。
残りの1つは1階にあったのですが、行けなかったのでどんなものかは不明です。
3つとも空いていれば自由に使えます。
そして、これら全部が
源泉掛け流しという贅沢さ。
さらに中庭には
足湯があります。
この足湯は
テレビチャンピオンで職人さんたちが作ったものらしいです。
※ 写真は旅館の外にあった看板です。
なんて感じで、温泉好きにはとてもいいところなんです!
というわけで、さっそく大浴場へ。
脱衣場から入ると大きな内湯。
そこを抜けて、奥の戸を出ると露天風呂があります。
ここの特徴は
濃い!
そして
熱い!
特に
露天風呂はものすごく熱い!!
加水なしの源泉100%。
ほっとおくと、浴槽の上と底で温度差ができるくらい熱い。
かき混ぜるように注意がありますから。
もちろん、ちゃんとかき混ぜました。
それでも露天風呂はめちゃくちゃ熱い。
いつものように足湯状態でくつろごうと思いました。
しかし、足が真っ赤に。
内湯も熱めですが、ぜんぜんましです。
普通に入れますから。
という状態だったんですが、露天風呂にいました。
完全にあがって、あぐらをかいて座ってました。
そうすると源泉掛け流しであふれてくるお湯がちょうど足にあたって暖かいんで。
たまに足つけたり、気合をいれて漬かってみたりして。
熱さに負けず、この濃い温泉を満喫してみました。
熱いのが苦手な方はお気をつけください。
●中庭の足湯はちょっと風変わり
さすがにあの熱くて濃い温泉を浸かった後はパワーダウンしました。
連荘で、すぐ近くにある貸切風呂へ行こうと思ったのですが、部屋に戻って休憩することにしました。
部屋に戻る途中、中庭に奇妙な物体が目に入りました。
そう、「足湯」なんです。
テレビ東京の「テレビチャンピオン」で大工さんが作ったものなんです。
足湯ならパワーダウンした私にちょうど良い気もしたので、行ってみることにしました。
中庭の真ん中に建物があって、そこまでは木の通路。
中庭に入る前の扉横にタオルがあるので、それを持っていきましょう。
足拭いてあがるのに便利ですから。
通路を渡って、足湯に到着。
さっそく足をつけてみました。
足湯はかなりぬるかったです。
ちょっと湯あたり気味の私にはちょうど良かったですが、普通だったら物足りないくらい。
(写真の足の色が赤くなっているのがわかるかと・・・恐るべし、露天風呂)
お湯が出てくる奥の方がまだ暖かいです。
周囲は池。
振り返ると下に鯉が泳いでます。
そして、さっき入った大浴場が上に見えます。
まぁ、団体で来ていたらおしゃべりするのにちょうど良かったんだと思いますが、一人旅の私には・・・。
ということで、あまり長居もせずに退場しました。
●貸切風呂は半露天風呂
部屋に戻った私はもう少し休憩してました。
そして夕食の時間が近づいてきました。
私は素泊まりなので夕食は無し。
ここがチャンスです!
大半の宿泊客は晩御飯ですから、お風呂はすいているはずなんです。
ということで、先ほど行き損ねた貸切風呂へ向かいました。
1階に1つ、上の階(ややこしくて何階か不明?)に2つあったのですが、上の階の方が眺めが良さそうなので、上に向かいました。
場所は大浴場に行く途中にあり、把握していたので、速攻で移動。
すると予想通り両方とも空いてました。
どっちでも良かったので、また、両方入る必要もなかったので、右側のお風呂は写真だけ撮って、左側の貸切風呂を利用しました。
※ 上の写真は右側の半露天風呂です。
ちなみに
無料です。
時間はいちおう
30分程度と書いてます。
特に誰かが見張っているわけでもないので、ずっといれそうです。
しかし、みんなで利用するところなので、やっぱり30分を守りました。
浴槽は室内ではあるのですが、中庭側は完全開放。
半露天風呂って感じです。
足湯のある中庭の上にあるので体を乗り出さない限りは見えません。
ゆーーーっくり入れます。
お湯も適温。
さっきの露天風呂とは違っていい感じです。
というわけで、見晴らしもよく、お湯も適温、のんびりするには最適です。
まったりゆったりしてました。
でも、先ほどの疲れもあって30分は入れませんでしたけどね。
20分ほどで上がって、写真撮って出ました。
●夕食は気のいい親方のいる「味処さんしょう」へ
先ほど書きましたが、今回は素泊まりプラン。
なので晩御飯を求めて外に出ました。
駅に向かって歩いていくと5分くらい歩いたところにお店を発見しました。
「
味処さんしょう」というお店です。
牛肉とか地鶏とかおいしそうだったんで。
入ってみると感じのいい親方と女の子が迎えてくれました。
一人なので入ってすぐのカウンターに座りました。
ご飯屋さんと飲み屋さんの間くらいのイメージだったんですが、入ると飲み屋さん間違いなし。
となると、雰囲気で思わず生ビールを注文しちゃいました。
(あまり一人では飲まないんですが、雰囲気で。)
で、料理はというと、牛肉に釣られたのにもかかわらず、
地鶏の塩焼きを注文。
こっちのほうが見た目おいしそうだったんで。
そして関西人としてはゆずれない
出し巻き玉子。
東側では厚焼き玉子が多いのに珍しかったです。
親方が京都とかで修行してたらしいから・・・みたいです。
(右の写真はつきだしです)
平日だったこともあり、お客さんも少なく、親方と女の子と3人でお話しながら食べれて楽しかったです。
他のお客さんのついでで山菜のてんぷらつけてくれたりしたし。(ラッキー)
そして、他のお客さんに出してたカニチャーハン。
おいしそうだったので、注文してしまった、、、。
※ 写真撮るの忘れてしまって、、、ほとんど食べ終わりかけ・・・。
これは元はお子様用に作ったのが、大人にも人気で定番メニュー化したものらしいです。
確かにおいしかった。
しかし、食いすぎた・・・。
後、親方のこだわりで九州から焼酎を取り寄せています。
わざわざ「さんしょう」という店名のラベルを貼ってもらって。
こういうのには目が無い私ですから芋焼酎も飲んじゃいました。
おかげでほんとお腹いっぱい。
ほろ酔い気分で気持ちよ〜く店を出ました。
(親方ありがとー!)
そして、帰りに川の対岸にあるコンビニに寄って、お茶を買って帰りました。
あとは満腹ほろ酔いの状態ですからね。
そのまま寝てしまいました。
(
2日目に続く)